公益社団法人 北海道国際交流・協力総合センター
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北海道国際情報ネットワーク
インドネシア政府招請FAMトリップ現地報告 第3回 (10月7日バリ島)
ハイエック調査研究部 森内壮夫
※事業主催者からのFAMトリップに関するビジュアルイメージを多用するようとの要望を受け、写真を多く使用しておりますことをご了承ください。
3日目はデンパサールから内陸に50㌖ほど北上したところにあるウブドゥ北部のスパトゥ村に向かった。パワースポットして人気の聖水の湧き出るお寺グヌン・カウイ・スパトゥ寺院や陸稲の棚田が広がる風景などで知られる、比較的通好みの観光スポットだという。村に近づくに連れ細い幹道沿いに民芸品の工房、木工加工場やアートギャラリーが所狭しと立ち並び、海岸沿いの解放感に溢れた空気とはまた別の雰囲気が漂っている。デンパサールからの交通の便が良くないためか狭い道をレンタルスクーターで走り抜ける観光客らしき人たちも目立つ。
本日のアクティビティはスパトゥ村にあるPuri Gangga Resort(プリガンガ・リゾート)でバリの伝統料理・舞踊・音楽の体験。プリ・ガンガリゾートは近くに霊験あらたかなグヌン・カウイ・スパトゥ寺院があり、森の中の静かな環境の中でスピリチュアルな雰囲気を漂わせるリゾート。支配人によるとホテルとしての機能のほかKailashaというレストランやマッサージ、ヨガ教室などのサービスも有名とのことでトリップアドバイザーで4.6の評価を得ているとの説明があった。
ほとんどの料理に共通のサンバル(トウガラシやニンニクやショウガをつぶしたスパイス)が使用されることから、料理教室はサンバルソースを作るところから始まり、レモングラスを串に見立てたバリ風の鶏つくね、バナナの葉で香辛料でマリネした白身魚をくるんでグリルした料理、エビや魚や椰子の若芽が具材のスープの下ごしらえをホテル専属シェフの指導の下行い、出来上がった料理を味わった。参加者からは「どの料理もおいしい」との声があがっていた。最後にホテルのオーナーからバリ料理をマスター(?)したという修了証書の授与式まで行われ、予想以上に本格的な料理教室のアクティビティに参加者からは満足していた様子だった。
料理教室の様子は地元のテレビ局で報じられたとのこと。取材を受けていたコーディネーターのウィディア・須見氏は「北海道でもバリの人気は高いですが、このような様々な観光体験メニューがあることはまだまだ知られていないので、関係業界への周知を進めていきたい」と答えていた。
合間に地元の子供たちがバリ舞踊を披露。バリ舞踊はバリ・ヒンドゥーの儀式や冠婚葬祭の際に演じられる舞踊で各寺院には専属ダンサーがいて、バリ民族にとってバリ舞踊は生活やヒンドゥー教に欠かせないとのこと。近年伝統継承者が減り続け、人材を確保する目的で政府が無償で子供たちに伝統舞踊教室を提供し、今回踊りを披露してくれた子供たちもそのようなプログラムで学んでいる生徒たちとのことだ。
伝統舞踊の動画 https://youtu.be/6rjkLRrhBbo
夕方に海岸に浮かぶ寺院が有名なタナロットを訪問する予定だったが、激しいスコールと交通渋滞が心配とのことから、その行程は割愛された。
プリガンガ・リゾートのHP http://www.puriganggaresort.com/