士別市 上川総合振興局
士別市の紹介
北海道北部の中心部に位置した農業を基幹産業としたまちです。道立自然公園「天塩岳」をはじめとする山々に囲まれ、北海道第2の大河「天塩川」の源流域にある水と緑豊かな田園都市です。
1980年頃から「サフォーク」をまちの顔と位置づけ、食肉はもとより羊毛製品や放牧風景など様々な分野で活用し、「サフォークランド」としてのまちづくりを進めています。観光拠点「羊と雲の丘」は、中心市街地からほど近い場所にあり、遠方には大雪山系も眺望できる小高い丘です。そこには、青い空、白い雲、緑の草原のコントラストの中で、黙々と草を食むサフォーク羊の姿があります。北欧にも似た牧歌的な風景の中で、大きく深呼吸すれば、日頃のことなど忘れてしまうほど、ゆったりと時が流れていきます。また、この丘にある「世界のめん羊館」では、国内ではここでしか見ることのできない羊など、世界各地の羊30種類が飼養されています。
また、長年にわたり「スポーツ合宿の里」として多くの選手たちを受け入れてきました。ふどう運動公園内の全天候型陸上競技場をはじめ、野球場やテニスコート、隣接するグリーンスポーツ施設内のクロスカントリーコースなど、各種スポーツ施設が整備され、多くのアスリートに利用されています。こうした施設や冷涼な気候などのもと、マラソン金メダリストの高橋尚子選手や野口みずき選手など、日本を代表するトップアスリートをはじめ、ドイツのナショナルチームなども合宿に訪れています。
また、冬の寒さが厳しいことから1980年(昭和55年)頃から各自動車メーカー等の寒冷地試験研究が数多く行われ、テストコースを建設し、現在様々な試験研究を行っています。特に、国内大手自動車メーカーのテストコースは、周囲約10㎞、直線4㎞で、世界有数の規模を誇り、各車両の開発試験などが行われています。
士別市の産業
農業、畜産業が盛んで、特にサフォークの牧畜に力を入れています。冬の厳しい寒さを利用した各自動車メーカーの寒冷地試験も行われています。
中国との交流
1997年(平成9年)から今日までに約280名の中国人研修生の受け入れをはじめとし、4名の中国人花嫁を迎え入れるなど、中国との農業に関連した交流が深まりつつある中、2012年(平成24年)4月に農業研修生の派遣元である「新民市」との友好関係の構築や観光や物流等の経済的な交流への発展に向けた実態把握を目的として、士別市副市長をはじめとする一行が中国を訪れ、新民市副市長らとの会談や現地の農業視察等を行いました。