浦河町 日高振興局
浦河町の紹介
北海道日高振興局管内の南部に位置し、札幌市から約180キロメートル、帯広市から約150キロメートル、えりも岬から50キロメートル地点にあり、東は様似町、西は新ひだか町、北は日高山脈、南は太平洋に接しています。町の地形は、大部分を日高山脈とその前山が占めており、丘陵地を縦断して太平洋に注ぐ河川流域にいくつかの平野がみられ、地質は、河川流域を除き火山灰と泥岩、重粘土などの特殊土壌が、耕地面積の多くを占めています。山岳は、神威岳(標高1,600メートル)、楽古岳(標高1,472メートル)などがあり「日高山脈襟裳国定公園」の一角を占めています。町の総面積は、694.25平方キロメートルでその81%を山林が占めています。海洋性気候の影響で夏は涼しく、冬は温暖なため「北海道の湘南地方」とも呼ばれ、豊かで住みよい自然環境に恵まれています。町内には約300の牧場(生産・育成)があり、4,000頭以上のサラブレッドが駆け回っています。豊かな太平洋がもたらす海洋資源は豊富で、なかでも良質のダシ昆布「日高昆布」やサケ・マス、夏から秋にかけてのスルメイカは特産品となっています。
浦河町の産業
基幹産業は軽種馬の生産とサケ、マス、スルメイカ、日高昆布などの漁業です。
中国との交流
- 2003年(平成15年)、浦河日中友好協会が設立され、町民、企業、町と連携し、両国間で浦河の特徴、競走馬、漁業・自然を生かした経済文化交流を行い、日中友好の草の根運動を徹底的に実践しています。
- 1972年に日本で公開された映画「君よ憤怒の河を渉れ」は、1979年に中国版「追捕(zhuibu)」として、中国文化大革命後に初めて中国で公開された外国映画です。北海道日高山脈や、浦河町、様似町、三石町がロケ地となり、当時は、中国で8割の人々が見たとも言われています。この映画をきっかけに北海道の風景と日本の俳優、高倉健・中野良子は、中国でも人気が出ました。