乙部町 檜山振興局
乙部町の紹介
北海道の南西部に位置する半農半漁の町です。第1次産業を主要産業とし、農業においては、農業者の高齢化や担い手不足などにより農家戸数は減少していますが、数年前より、ブロッコリーなどの契約栽培による独自の流通網を開拓し、安定的な産業を目指した取組を行っています。漁業においても、スケトウダラ・イカ等の回遊資源を主とした漁船漁業を中心に経営を行っていますが、これら魚種は漁獲量が不安定であることから、サクラマスやサケの放流をはじめ、ウニ、ホタテやナマコの増養殖事業など「つくり育てる」漁業への取組も行い、資源管理型漁業の定着を図っています。急激に進む少子高齢化や過疎化、更に、地域産業の停滞等に的確に対応するため、町民と行政が知恵を出し合い、工夫を重ねた施策を展開し、地域の特性を生かし、新たな分野の雇用創出による町づくりにも取り組んでいます。
乙部町の産業
漁業はスケトウダラを中心に、養殖など資源管理型漁業を推進しています。稲作のほか、じゃがいもや大豆、かぼちゃなどの農業も盛んです。
中国との交流
2005年(平成17年)、中国の湖南省張家界市(こなんしょうちょうかかいし)にある「重歓木(じゅうかんぼく)」という連理木と乙部町富岡にあるカツラの連理木「縁桂(えんかつら)」が友好姉妹樹の締結をし、2本の枝が幹の途中で結び付いた「縁結びの木」として親しまれるこの2本の木を通じて友好を深めていくことになりました。乙部町では2006年(平成18年)に縁桂の後継樹を確保するため、縁桂のクローン苗木の植樹をするなどの取組をしています。